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地域医療への参加は主体性をもって

2014年05月26日 (月)

◆「病院のチーム医療では専門職が集まりトップダウンによって組織的に動く。地域医療においては、社会的に独立した専門職が散在し、基本的にはつながっていない」。最近取材した薬局薬剤師から聞いた話が印象的だった
◆院内では同じ組織に属するスタッフという土台がまずあった上でチーム医療が形作られるが、地域には多職種を貫く組織的な土台はない。能動的につながりを築く姿勢が求められる。自らが動かなければ何も変わらない。動かなくても批判されず、それはそれで済んでしまう
◆「地域の中で他の職種が『あなたはこれを勉強しなさい』と言ってくれるわけではない。患者さんの何が問題なのかを自分で意識し、問題提起する必要がある。その上で自分には何ができるのかを自ら考えないといけない」と彼は言う
◆自身の専門領域について深い知識を備え、他職種の担当領域を広く知っておくことが重要となる。広い視野で問題を発見し、必要に応じて他職種につなぐことによって、地域のチーム医療は有効に機能する。



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