◆2004年4月の独立行政法人化以降、国立病院は自己収入(診療収入)によって大半の収益を賄わなければならなくなった。その影響からか、民間の検査センターに検査業務や運営を丸投げする「ブランチラボ」を導入する国立病院が後を絶たない
◆全国120カ所の病院検査室を回り、ブランチの現状を見てきた人の話によると、「まさかうちがブランチになることはないだろう」という危機感のない検査室、外部との情報交換が不足していたり、検査室の収支を十分把握していないなど、マネジメント能力に乏しい管理者が運営している検査室は、間違いなくブランチになってしまうという
◆日本臨床衛生検査技師会では、検査データを保証し、診療へ活用すると共に、ラボラトリーマネジメントができる検査技師を育成するための認定制度「認定総合管理技師制度(仮称)」の立ち上げを進めている
◆ブランチ攻勢に対抗するためには、検査センターが病院に提示する経営企画書に赤字を入れられるような資質が求められるという。マネジメント能力を備えた管理者の育成は急ピッチで進められる必要がある。
ブランチ攻勢に対抗するには
2007年07月06日 (金)
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