日経ビジネスに「牛丼のすき家“鍋の乱”で大量閉店の真相」の記事、人手不足が深刻で過酷なワンオペレーション(会計・掃除・接客・洗い物・仕込みまでを一人でこなす)これによって”ブラック企業“のレッテルを貼られ正社員化だけでは解決できない状況が起きているのです。業種を超えた様々な企業で人材確保が困難になりつつあるようです。
さらにびっくりしたのが「すき家」を擁するゼンショーホールディングスが調剤薬局や医薬品販売を定款に追加したのです。家電量販店・コンビニ・ネット販売・そして牛丼屋までが薬を扱うとは・・・調剤薬局への参入障壁がこんなに低いことに唖然としませんか。薬局機能を高めて活かすことを怠ってきたツケが薬局・薬剤師の世界を混沌とさせているのではないでしょうか。
4月改定の調剤報酬改定においても相変わらずの事後対応による損得勘定で患者視点が感じられませんでした。国家財政逼迫・超高齢社会で社会保障費は効率化・適正化によって無駄が排除されていく構図なのです。
薬剤師は薬物治療を有効性・安全性のみでなく経済性の観点からも評価できる唯一の医療専門職です。国民のもっとも身近にある薬局機能を高めて医療機関と連携し医療の効率化・患者サービスの向上を図っていくことが重要なミッションなのです。
今回は亀井教授から海外でのアウトカムの事例なども紹介しながら医薬分業批判などで混沌とする日本の薬局・薬剤師の現状に鋭くメスを入れていただきます。参考事例をたくさんお持ち帰りください。お待ちしています。
日時
平成26年6月19日(木) 15:00~17:00
会場
日本経済大学大学院渋谷キャンパス(東京都渋谷区桜丘町25-17)
演題
「薬局機能のアウトカム~プロフェツショナルな薬剤師の育成~」
講師
亀井 美和子氏(日本大学薬学部教授、日本薬剤師会理事)
参加費
会員(無料)、非会員(3,000円)、学生(無料)
申込み
参加希望の方はE-mailにて6月16日までにお申込みください。
(n_mizuno@ivory.plala.or.jp)
*会員の代理参加ができますのでご利用ください。
*当日連絡先:水野(090-1813-7067)、松田(090-8444-4275)
*新規会員(年間11回開催)募集中です!
主催
医療・医薬品情報研究会
次回のご案内
7月17日(木)15:00~17:00
「腎不全と腎代替療法としての腎移植の実際(仮題)」
西郷 健一氏(国立千葉東病院臨床研究センター長)