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日本新薬は、胃炎・胃潰瘍治療剤「ガスロンN」(一般名:マレイン酸イルソグラジン)の剤形を追加し、6日から口腔内崩壊錠「ガスロンN・OD錠2mg」の販売を開始した。効能・効果に胃炎を有する防御因子増強剤の中では、国内初の口腔内崩壊錠。
唾液や少量の水で崩壊し、嚥下機能が低下した患者や高齢者にとって服用しやすい。普通錠に匹敵する強度を持つ第3世代の口腔内崩壊錠であるため、自動分包機で分包する際にも普通錠と変わらない取り扱いが期待できる。
同剤は1989年に発売された。今回の剤形追加はライフサイクルマネジメントの一環。実績のある医師からの処方増や、新たな処方医師の開拓などで304億円の売り上げを積み増し、08年3月期は39億円の売り上げを見込んでいる。4mgのOD錠の発売も今後計画している。