中央社会保険医療協議会の診療報酬基本問題小委員会は11日、DPCでの高額な薬剤等の対応策を協議し、2005年11月以降に収載された薬剤のうち、マイロターグ注射用5mgなど7成分9品目について、DPC対象病院であっても包括評価から除外し、出来高算定することを了承した。
診療基本小委で了承された医薬品は次の通り。
▽マイロターグ注射用5mg(一般名:ゲムツズマブオゾガマイシン、適応症:再発または難治性のCD33陽性の急性骨髄性白血病)
▽テモダールカプセル20mg・同100mg(テモゾロミド、悪性神経膠腫)
▽ベルケイド注射用3mg(ボルテゾミブ、再発または難治性の多発性骨髄腫)
▽アリムタ注射用500mg(ペメトレキセド、悪性胸膜中皮腫)
▽ドキシル注20mg(ドキソルビシン、エイズ関連カポジ肉腫)
▽レミケード点滴静注用100(インフリキシマブ、ベーチェット病による難治性網膜ぶどう膜炎)
▽アバスチン点滴静注用100mg、同400mg(ベバシズマブ、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌)
今後、これら薬剤を使用した場合は出来高算定となるが、次回の08年度改定までの暫定措置であり、次回改定では原則として、包括評価に戻すとしている。