◆政府の骨太の方針では、薬価調査・薬価改定のあり方に注目が集まったが、薬剤師の業務のあり方にも言及している
◆「医薬分業の下での調剤技術料・薬学管理料の妥当性・適正性について検証すると共に、診療報酬上の評価において、調剤重視から服薬管理・指導重視への転換を検討する」と記載された部分だ
◆これは、調剤した医薬品が適正に服用されているか、服用した患者の症状がどうなったのかを確認するという業務の原点に立ち返らせる方針といえる。在宅やセルフメディケーションの例を挙げるまでもなく、薬剤師の業務は調剤室ではなく、患者のそばに移っていかざるを得ない流れにあることを示している
◆この部分には続きがあり、「その際、薬剤師が処方変更の必要がないか直接確認した上で、一定期間内の処方箋を繰り返し利用するリフィル制度について、医師法との関係に留意しつつ、検討する」ことも明記されている。制度が実現すれば、薬物療法における薬剤師の役割と責任はより大きくなるが、まずは、エビデンスの集積が必要だ。
調剤室から患者のそばへ
2014年08月08日 (金)
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