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平均寿命は伸びたけれど

2007年07月30日 (月)

◆厚生労働省はこのほど、2006年の日本人の平均寿命を発表した。男女とも前年を上回り、男性は79・00歳で、アイスランドやスイスなどと1位を争っている。また女性は85・81歳と、22年連続で世界のトップだ
◆平均寿命が延びた原因としては、05年はインフルエンザが流行し、平均寿命は初めて前年を下回ったが、06年はそれほどの流行がみられなかったことが一つの要因となっている
◆また、0歳児が将来、何が原因で死亡するのかを分析すると、男女とも癌、心疾患、脳血管疾患という3大疾患の死亡が5割を超えている。ただ、02年から経年的にみると、3大疾病での死亡率は減少してきている。厚労省も平均寿命が延びた原因を3大疾病の治療が進歩したことを挙げ、今後も治療法などの進歩が予測されることから、さらに平均寿命は延びると予測している
◆これ自体は喜ばしいことだが、現実を見つめるとどうか。中高年は住宅ローンの支払いに追われ、子供の教育費にも頭を悩ませる。さらに、増税感のある住民税。現役世代はストレスの洪水だ。これで本当に平均寿命は延び続けていくのだろうか。



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