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腸チフスの感染報告相次ぐ

2014年10月08日 (水)

◆腸チフスが8月最終週以降、国内感染例の報告が相次いでおり、今年に入っての累積は13例となったとし国立感染症研究所などは注意を喚起している。東京都が9例と多く、埼玉県、富山県、愛知県、熊本県で各1例となっている
◆東京都の9例を見ると、同一飲食店を利用したことが分かっており、都福祉保健局は9月10日付でカレー等による腸チフスの集団発生事例として報告している。これは、1999年4月に腸チフスに関する感染症発生動向調査が開始されて以降、初めての腸チフスによる食中毒集団発生事例だという
◆腸チフスは毎年20~35例前後の報告があり、その約7~8割は直近の海外渡航歴があるなど国外感染例だったが、13年に入って国内感染例が原因不明のまま散発し増加の傾向にある
◆米国では輸入された冷凍果肉に関連し複数州で集団発生するなど、広域流通する食品にも注意が必要となっている。腸チフスの基本的な予防策は徹底した手洗いで、今回のように調理従事者には特に衛生管理に取り組んでほしい。



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