11月13日に第178回研究会 医療・医薬品情報研究会

2014年10月20日 (月)

社会保障審議会の医療保険部会で「医療費適正化」や「紹介状なしの大病院外来受診に定額負担導入」など注目の議論が始まっています。消費増税がありながら医療改革では負担と給付の見直しが急務とばかり負担増のメニューが並んでいます。また「医療費適正化に向けた個人へのインセンティブ付与」は健康つくりをした人、怠った人の保険料に差をつけるという内容ですが難しい議論が想定されます。年末の予算編成に向けた議論から目を離せないのではないでしょうか。

一方、2012年度国民医療費は39兆2117億円と過去最高を更新(医科:1.8%増、歯科:1.4%増、調剤:1.2%増6兆7105億円)でした。毎回、突出していた調剤の伸び率が鈍化したのは12年度の薬価引き下げ幅が大きかったことと一般名処方が導入され後発品の使用促進が強化されたことが伸び抑制につながったようです。国民医療費に占める割合は17.2ポイント、伸び率は10年度5.5%増、08年度5.3%増だったことから12年度1.2%増の鈍化は際立っています。しかし、13年度の調剤医療費(電算処理)の動向によると伸びは回復すると予想されています。

今回の研究会ではスイス在住の鈴木氏から[1]欧州の薬局・薬剤師への概念[2]日本の問題点⇒薬局制度の崩壊[3]日本での七不思議、について日本の薬局調剤を鋭く検証してもらいます。いろいろな課題・問題点が浮き彫りになるのではないでしょうか。

日時

 平成26年11月13日(木)15:00~17:00

会場

 日本経済大学大学院246ホール(東京都渋谷区桜丘町25-17)

演題

 「欧州から見た日本の薬局事情、並びに提言」

講師

 鈴木 伸二氏
 ファルマコビジランス・コンサルタント(スイス在住)

 (略歴)
 明治薬科大学・イタリアローマ大学薬学部卒、薬学博士
 国立衛試、チバガイギー社を経て現職

参加費

 会員(無料) 非会員(3,000円) 学生(無料)

定員

 80名になり次第締め切ります。

申込み

 参加希望の方はE-mailにてお申込みください。
 (n_mizuno@ivory.plala.or.jp

 *会員の代理参加ができますのでご利用ください。
 *当日連絡先:水野(090-1813-7067)、松田(090-8444-4275)
 *新規会員(年間11回開催)募集中です!

主催

 医療・医薬品情報研究会

次回のご案内

 12月18日(木)15:00~17:00
 演題:「高まる卸への評価、多様な機能で更なる信頼を」
 講師:松谷 高顕氏(東邦ホールディング相談役)



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