【新製品】C型慢性肝炎治療薬「バニヘップカプセル150mg」、不眠症治療薬「ベルソムラ錠15mg、同20mg」 MSD

2014年12月03日 (水)

 MSD=C型慢性肝炎治療薬「バニヘップカプセル150mg」(一般名:バニプレビル)と不眠症治療薬「ベルソムラ錠15mg、同20mg」(一般名:スボレキサント)を発売した。

 バニヘップは第2世代のプロテアーゼ阻害剤で、ウイルス複製に関わる酵素を阻害する。ペグインターフェロンアルファ‐2b、抗ウイルス剤「リバビリン」との3剤併用で日本人C型肝炎患者の約70%を占めるジェノタイプ1型のC型慢性肝炎に効果を示す。血中ウイルスが高値の未治療患者、インターフェロンを含む治療法の再燃患者に1回300mgを1日2回、12週間経口投与する。インターフェロンを含む治療で無効の患者には、1回300mgを1日2回、24週間経口投与する。

 ベルソムラは、世界初のオレキシン受容体拮抗薬。覚醒を維持する神経伝達物質「オレキシン」と受容体の結合を阻害して過剰な覚醒を抑制し、生理的なプロセスで入眠をもたらす。

 通常、成人に1日1回20mg、高齢者には15mgを就寝直前に投与する。



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