アステラス製薬は右肩上がりで成長する新興国市場へのさらなるテコ入れとして、これまで現地企業を通じて販売していた中東とアフリカについて、一部をドバイに新設した地域統括会社の直轄オペレーションに切り替える。畑中好彦社長は10日の会見で、「自社製品を使って自社販売体制を強固にしていく」と意義込みを示した。また、日本国内については、地域の医療提供体制の実情に対応したエリア戦略を課題に挙げた。
アステラスの新興国市場での売上は、2011年度の約570億円が12年度に約710億円となり、13年度には約960億円と成長が著しい。
特に13年度は中国が現地通貨ベースで前年度比13%増、ロシアが同12%増と販売基盤を強化した影響により二桁成長となっている。
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