水酸化ナトリウムが要因
日本医療機能評価機構は、昨年7月から9月までの医療事故情報等をまとめた報告書を公表した。新たなテーマとして、患者のアレルゲン検査時に、水酸化ナトリウムが成分に含まれるステロイド剤「水溶性ハイドロコートン注射液」を用いて皮内テストを行ったところ、皮膚壊死を起こした事例1件が報告された。
医療機関では、患者が何らかのアレルギー反応を起こしたことのある薬剤、化粧品等のアレルゲンを特定するため、アレルギーテストが行われる。ただ、アレルゲンを検査する時、皮内テストに用いた水溶性ハイドロコートンに含まれる水酸化ナトリウムで皮膚壊死を起こした事例1件が報告された。
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