米ブリストル・マイヤーズ・スクイブは、治療歴のある進行期肺扁平上皮癌を対象とした抗PD‐1抗体「ニボルマブ」の第III相試験「checkmate-017」を早期に終了したと発表した。独立データモニタリング委員会による有効性評価で、ニボルマブ群が対照薬のドセタキセル群に対し、有意な全生存期間延長を示し、主要評価項目を達成したため。今後、「checkmate-017」の最終的なデータの評価を完了し、結果を公表するという。
肺扁平上皮癌の2次治療で272人の患者を対象に、ニボルマブ3mg/kgを2週間に1回静脈内投与する群、ドセタキセル75mg/m2を3週間に1回静脈内投与する群に無作為に割り付けた非盲検試験で、主要評価項目として全生存期間を検討した。