バイエル薬品社長のカーステン・ブルン氏は8日、大阪市内で開いた記者会見で「2年連続で二桁成長を達成した」と話した。2014年の医療用医薬品の売上高は薬価ベースで2491億円(前年比12.4%増)と伸びた。「国内の医療用医薬品企業の売り上げ上位20社において、2年連続で最も高い成長率を達成できた」と強調。15年は、1~2%の間と見込まれる国内市場成長率の「3倍の成長を目指す」と語った。
増収を牽引したのは革新的な2剤の新薬だ。12年に発売した経口抗凝固薬「イグザレルト錠」の売上高は402億7700万円(115.7%増)と拡大。経口抗凝固薬市場における金額シェアは40.1%を占め、マーケットリーダーの位置を確保した。
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