沢井製薬は14日、2018年3月期に売上高1470億円、営業利益250億円の数値目標を掲げた新3カ年中期経営計画「M1 TRUST 2018」(2016年3月期~18年3月期)を発表した。中計では▽ジェネリック医薬品(GE薬)市場におけるNo.1シェアの堅持▽市場の環境変化に対応した安定供給能力とコスト管理能力の強化▽さらなる成長へ向けた新規領域の事業基盤の構築――を基本方針とする。新中計では、年平均で売上高11.7%増加を目指し、最終年度には売上高は1.4倍、当期純利益1.2倍を目指す。開発品目は3年間で約30成分の上市を計画する。
同日、大阪市内で会見した澤井光郎社長は、前中計を振り返り、「一つの目標であった1000億円という売上高を達成。金額・数量ともに業界平均を大きく上回ったことで、ほぼ計画通りに推移した」と説明。新中計について「長期的には21年3月期売上高2000億円を目指すが、次の中計で一層飛躍するための重要な基盤構築の時期と捉えている。市場環境激変の中で成長を続けられる企業体質へ変革を目指したい」と意気込みを語った。
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