日本病院薬剤師会副会長の土屋文人氏は5月30日、和歌山市内で講演し、「薬歴未記載問題を、薬局だけの話として済ませてはいけない」と呼びかけた。薬剤師法第25条の2の改正が昨年施行され、薬剤師に指導義務が課されるようになった。土屋氏は「指導と記録はペア」とし、いつ誰が誰にどのような指導をしたかを記録することが重要と指摘。各病院や診療所における指導記録の徹底を求めた。
土屋氏は、薬歴未記載問題について「本来は薬剤師の業務記録に関する話。薬剤師が記録をきちんと取らずに業務を行っていることが非難されていると思うべきではないか。他人事ではない」と解説した。
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