5月31~6月1日にシカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会で、製薬各社が開発している抗癌剤の臨床試験データが発表され、特に肺癌を対象とした治験で良好な成績が示された。
EGFR阻害剤「アファチニブ」、肺扁平上皮癌PIIIでOS延長
過去に一次化学療法を受けた後、進行性肺扁平上皮癌患者を対象に、EGFRチロシンキナーゼ阻害剤「エルロチニブ」と直接比較した「アファチニブ」の第III相試験「LUX‐Lung8」の結果、アファチニブ群がエルロチニブ群に対し、主要評価項目の全生存期間(OS)を有意に延長した。アファチニブの開発を行う独ベーリンガーインゲルハイムは、今年後半に進行肺扁平上皮癌適応で海外承認申請を行う予定。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。