◆「未来への投資」という言葉を聞くことが多くなってきた。少子高齢化が進み、逼迫する国の財政状況もあり、高齢者に手厚い社会保障のあり方を見直し、出産や子育てに充てようという機運が高まっている
◆実際、子供を希望して不妊治療を行う夫婦が増え、専門クリニックには患者が殺到。数カ月待ちの風景が当たり前になっているという。しかも保険適用外で全額自己負担となる。各都道府県に助成制度があるが、子供を産むのもお金次第というのが現状だ
◆子供が産まれたとしても、数年後には保育園の壁が立ちはだかる。多くの家庭が共働きで生計を立てている現在、出産した女性の職場復帰は前提となっているが、現実は厳しい
◆子供の医薬品についても同じではないか。大人向け医薬品は積極的に開発され、その果てが「ポリファーマシー問題」である。ところが、子供の薬物療法は適応外使用が日常。安全性が確立されていない中での危険な状況で行われている。子供に安全で安心な薬を届けるため、ここにも未来への投資が必要だ。
「未来への投資」
2015年06月22日 (月)
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