◆滋賀県のびわこ薬剤師会は、地元のラジオ局「えふえむ草津」を通じて薬局薬剤師の職能を広くアピールしている。タイトルは「聴けば効く薬の時間」。自らがスポンサーとなって毎月第一月曜日に約10分間の放送枠を獲得した
◆昨年10月から放送を開始。同会の横井正之会長が薬学生と対話する形式で、疑義照会や医薬分業など、住民に知ってほしい事項を紹介している。放送は今年9月まで続ける計画。ウェブ上でもオンデマンドで配信されている
◆取り組みの背景について横井会長は「処方箋を持って行って薬をもらうこと以外に薬局にはどんな機能があるのか、一般の人はあまりよく知らない」と語る。知らないから薬局への期待は高まらない。かかりつけ薬局を持とうとも思わないという
◆住民側からの薬局選択の圧力が強まると薬局間の競争が生まれ、薬局薬剤師は成長せざるを得なくなる。その結果、社会における薬局の存在意義が高まる。そんな狙いも背景にあるそうだ。多数の住民、そして薬剤師にこのメッセージが届くことを願いたい。
「えふえむ草津」の「聴けば効く薬の時間」
2015年06月19日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
寄稿