◆患者と薬剤師がパートナーシップを取り治療に取り組んでいくことを「コンコーダンス」というそうだ
◆くすりの適正使用協議会では、コンコーダンスによるコミュニケーションがより必要と思われる高血圧患者に、病院や薬局の薬剤師がどのようなコミュニケーション対応をしているのかの実態調査を行い、5月の関連学会でその結果を報告している
◆約500人の薬剤師にアンケート調査した結果、初めて来院・来局した高血圧患者に8割が服薬指導をしていた。コミュニケーションの実態としては「分かりやすく、一般的言葉で話す」が9割と高かったが、「飲み忘れ時の対応の説明」が5割、「復唱法を使う」「図表で理解を促す」は1~2割にとどまっていた
◆その中で、コンコーダンスという言葉を知っている薬剤師ほど、「質問しやすい環境を作る」「復唱法を使う」の実施率が高く、双方向的な関係性を育んでいる可能性がうかがわれたという。ただ、その認知度は5%程度と低い。同協議会の動画等の資材の普及啓発がまだ必要なようだ。
薬剤師の「コンコーダンス」認知度
2015年06月26日 (金)
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