◆今月下旬あたりから2015年度の登録販売者試験が各都道府県で実施される。09年施行の改正薬事法(現薬機法)で、新たな医薬品販売認定としてスタートした制度だが、その受験資格が昨年度に改正され、初めての試験となる
◆今回の試験からは、従来、受験資格として必要だった医薬品販売店舗での1年間の実務証明の要件を廃止し、試験合格後に2年間の実務経験を経て、登録販売者となる形に変更された
◆もちろん受験資格に従来あった年齢、学歴も不問という状況にあるだけに、ある地方自治体の薬務課では「高校生からの問い合わせもあった」という。一方で、これまで薬学部卒業者に付与されていた「実務経験1年の免除」も当然ながらなくなり、受験資格に関しては万人が同じスタートラインに立ったわけだ
◆薬務主管課では、例年より受験者増を想定した会場設定を進めるところも出ている。受験者の増加で、自治体の手数料収入は増えるだろうが、肝心の登録販売者の資質確保にもさらに目を向けて、取り組んでほしいところだ。
登録販売者試験、受験資格改正で
2015年08月03日 (月)
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