◆東京大学医科学研究所と日本IBMの人工知能「ワトソン君」がタッグを組み患者の遺伝子情報に基づいた癌診断にチャレンジするとの報道があった。可能性は十分だろう。ワトソン君は、米国メイヨークリニックの研究で、癌抑制遺伝子「P53」に関する六つの蛋白質を突き止めた実力を持つ優れモノだからだ
◆活用領域は探索領域にとどまらない。スペイン語、ポルトガル語、英語を操ることができ、ソフトバンクのもとで日本語を勉強中。さらにロボット技術のPepper君に搭載し、ヤマダ電機で来店客に4Kテレビのセールスを実践するポテンシャルを示した
◆「どんなテレビをお使いですか」と話しかけ、「1サイズ大きいのがいいですね」と勧め、来店客の心を鷲掴みにし製品をセールスする。「買い時ですかね」という言葉にも「買い時です」とクロージングまでやってのける
◆難解で膨大な内容を学習でき、多言語を話せるワトソン君。患者や医療従事者とのコミュニケーションを身につければ、MRや薬剤師にとっても脅威かもしれない。
人工知能「ワトソン君」
2015年08月19日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
寄稿