来年1月に発表
日本製薬工業協会は来年1月、製薬産業の課題や方向性などの将来展望を盛り込んだ「製薬協産業ビジョン2025」を発表する。製薬協がこのようなビジョンを策定するのは初めて。
製薬協の伍藤忠春理事長は17日、大阪市内で開いた理事会後の記者会見でビジョン策定の背景について、ジェネリック医薬品の使用促進、研究開発の難易度上昇、国際競争の激化、国家財政の圧力増など、製薬会社を取り巻く環境変化の激しさを指摘。昨年から策定作業を開始し、今年9月に厚生労働省が示した「医薬品産業強化総合戦略」の中に、「産業の将来像については、行政のみではなく業界団体においても議論を行い、自らビジョンを提示することも検討すべきである」と記載されたことも受けて、策定に至ったと説明した。具体的なビジョンの内容は1月15日に発表する予定だ。
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