生命科学インスティテュート子会社でハードカプセルメーカー大手のクオリカプスは、ブラジルの医薬品・健康食品用カプセルメーカー「ジェニックス・インダストリア・ファーマシューティカ」を買収した。買収額は非公開。ジェニックスの獲得により、主要カプセル剤メーカーとしてブラジルに製造拠点を持つ唯一の企業となり、日米欧のみならず、医薬品市場の拡大が進む中南米市場への足がかりをつくり、グローバル展開を加速させたい考えだ。
クオリカプスは、1965年設立以来、奈良県山門郡を本拠に、医薬品・健康食品用カプセルや製剤関連機械の製造・販売を日本、米国、欧州のルーマニア3拠点を軸にグローバル展開。世界の医薬品用カプセル市場の20%以上のシェアを保有している。全世界で医薬品用ハードカプセルの第2位、セルロースを基材とする植物用カプセルでは第1位に位置している。
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