4月1日の薬価改定を受け、本紙で製薬各社の薬価改定状況のアンケート調査を実施した。通常の市場拡大再算定に加え、今回から年間売上が大きい品目に適用される特例拡大再算定で不利を受けた企業には平均改定率で大きなマイナスが見られた。大手企業を見ると、武田薬品とアステラス製薬の影響が小幅となった一方、第一三共やエーザイ、大塚製薬は7~8%台と業界平均改定率に比べ大きな下げ幅となった。準大手は新薬創出加算品目の恩恵を受けた企業が多く、5~6%台の改定率にとどめた。厳しい改定となったのが中堅以下の企業で、7%から10%以上と強い逆風を受けた。(表参照)
武田は4%と影響小さく‐アステラスも業界平均に
大手では、武田が4%台前半のマイナスにとどめた。汎用規格では降圧剤「ブロプレス」が6.9%、プロトンポンプ阻害剤(PPI)「タケプロン」が9.7%、2型糖尿病治療剤「ネシーナ」が6.8%、乳癌治療剤「リュープリン」が8.3%となった。
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