◆地域医療をテーマに掲げる学会に参加した。薬剤師や住民に対する意識調査の発表は、ドラッグストアで症状を訴える来局者への薬剤師の対応や意識に関するものだった
◆全国チェーンの企業に勤務する薬剤師が対象だが、来局者の病態・疾患の推測の必要性は十分に認識し実際に推測は行っていたが、回答者の3割は情報収集に自信がなく、また緊急度や重症度の判断に自信のない者が半数いた
◆また、病態把握のためのフィジカルアセスメントの必要性は感じながらも、その多くは実施には至っていなかった。様々な客が訪れるドラッグストアだからこそ、今後は相談応需時に自信を持って対応できるよう、スキルの習得機会を増やし、さらに実践的な教育プログラムの提供を望みたい
◆近年では行政側の施策でも薬剤師へ学術的側面でのレベルアップを求める傾向が顕著になってきた。医薬関連団体等が実施する研修だけでなく、薬剤師研修認定制度を活用した自己研鑽などもある。絶えざる向上心を持つことで、店頭での信頼につなげてほしい。
ドラッグストアだからこそ
2016年06月20日 (月)
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