医薬品医療機器総合機構(PMDA)と国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は11日、人材育成や情報交換などを進めるための包括的連携協定を結んだ。PMDAとNCNPはこれまでも人材交流を行っていたが、包括協定を結ぶことにより、さらに強力な連携体制を構築し、レギュラトリーサイエンスの推進を軸とした人材育成や精神・神経疾患の領域を中心とした医薬品開発などに関する情報交換を進めていく。
今回の包括協定により、NCNPはPMDAの職員に対し、精神疾患、神経疾患等の研修現場や医薬品の開発基盤業務などについて研修現場を提供すると共に、NCNPの職員がPMDAにおいて、精神・神経領域の専門家として医薬品の審査業務に参加して人材育成を推進する。
さらに、PMDAはセミナーなどを通じて薬事やレギュラトリーサイエンスの考え方をNCNPの職員に伝える役割も担っていく。
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