製剤機械技術学会は7月29日、都内で第25回講演会を開催した。今回のテーマは「毒性に基づいた洗浄後の残留性評価と限度値設定上の課題」で、国立医薬品食品衛生研究所の広瀬明彦安全性予測評価部長が、基調講演「許容1日暴露量(PDE)設定における毒性評価の考え方について」を行った。
広瀬氏は、PDEについて、ヒトが摂取することが前提となる残留農薬や食品添加物に用いられているADI(許容1日摂取量)と、本来ヒトが暴露されることが許容されていない環境汚染物質に用いられているTDI(耐用1日摂取量)との混同を避けるために、ICHのQ3Cで定義されたが基本原理は同じだと説明した。
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