◆「薬剤師は、自分たちの職種の中だけで盛り上がる傾向が強い」。医療現場で活躍している薬剤師を取材する機会は多く、取材後の雑談で、そんな指摘をよく耳にする。特にその傾向は学会発表に強く表れるという
◆薬剤師の学会発表の場としては日本医療薬学会、日本薬学会、日本薬剤師会学術大会などが主流だが、参加者は薬剤師や薬系大学関係者がほとんどで、発信した情報は「内輪」で止まってしまう。薬剤師の存在意義を他職種に訴えるには他の学会にも出かけ、積極的に情報発信する必要がある
◆医療系の学会は近年、多職種に門戸を開いている。より多くの会員を集めたいのに加え、チーム医療の拡大が背景にある。学会の事業内容に意見を言える理事や評議員のポストに薬剤師が名を連ねることも珍しくはない
◆実際に、薬剤師が理事や評議員に就く日本静脈経腸栄養学会、日本環境感染学会などに加え、今年1月には日本臨床救急医学会の評議員に薬剤師が就任、9月には日本褥瘡学会で薬剤師の評議員が2人体制になった。こうした追い風を背景に今後、他学会への参画をさらに活性化するべきだろう。
他学会への参画を
2007年12月17日 (月)
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