
参天製薬は、目を酷使しがちな現代人に向けた“高機能・高価格帯”の一般用目薬ブランド「サンテメディカルシリーズ」を展開してきたが、11日から有効成分のさらなる処方強化と新しいラインナップによる、新「サンテメディカルシリーズ」の発売を開始した。毛様体筋のコリ、角膜ダメージ、年齢や乾きによる眼疲労といった、現代社会で増えている目の様々なトラブルに対応するため、眼科薬専門メーカーとして長年医療用目薬の開発で培ったノウハウを活用。同社では「医療用目薬と同じ工場設備で製造されたメディカルクオリティの“参天史上最高峰”の一般用目薬ブランドと位置づける」とする。
目のトラブルの中でも特に多いのが「目の疲れ・かすみ」で、現代社会ではその原因は多様化している。目の疲れ・かすみの大きな要因とされるのが、[1]目を酷使することによる毛様体筋のコリ[2]乾燥やコンタクトの装用等による角膜ダメージ[3]加齢による眼疲労──の三つ。
それぞれ原因や症状に応じて異なる対処が望まれるわけだが、新「サンテメディカルシリーズ」は、これら三つの原因・症状に対応すべく、眼科薬専門メーカーとして考え抜いた有効成分を処方したほか、シリーズ全品で特徴が分かりやすく読みやすいパッケージや、キレがよく液だれしにくい差し口など、生活者目線に立った製品設計にもこだわった。いずれも第2類医薬品、各容量12mLで税別希望小売価格1480円。
赤を基調としたパッケージの「サンテメディカル12」は、スマートフォン・パソコンや車の運転などで長時間目を酷使することによる“毛様体筋のコリ”に対応した目薬。一般用目薬としては最大の12の有効成分を配合し、このうち4成分は一般用眼科用薬製造販売承認基準の最大濃度を配合するなど、従来処方を強化した。また、新たにコンドロイチンを追加配合したことで乾きからくる疲れ目にも対応し、さらに、目の酷使からくる炎症を抑える成分も増強した。
黄色を基調としたパッケージの「サンテメディカルガードEX」は、乾燥やコンタクトの装用で目に負担がかかっている人の“角膜ダメージ”に対応した目薬。従来の8成分から10成分に処方を増強し、うち6成分は最大濃度を配合。角膜ダメージに起因する目のかすみや疲れ・ヒリヒリ痛い炎症を抑える成分を追加配合するなど、さらに効き目を強化した。
ブルーを基調としたパッケージの「サンテメディカルアクティブ」は、加齢と共に増える目の疲れ・かすみや乾燥などのトラブルに対応した目薬。加齢からくる涙の減少に着目し、涙液を安定化させるビタミンAとコンドロイチンを最大濃度配合した。九つの有効成分配合のうち、5成分は最大濃度を配合するなど、加齢や乾きによるトラブルを幅広くカバーする。