薬学教育評価機構は、2014年度の薬学教育評価を行った「総合判定の結果」で改善を求めた項目に対し、就実大学薬学部、昭和大学薬学部、京都薬科大学薬学部から提出された報告書の審議結果を公表した。薬学共用試験のCBT(コンピュータテスト)を進級試験としないことや実務実習の事前学習に薬学共用試験の結果を加味しないことなどの措置が示されたことから、同機構はいずれの大学も指摘事項に対する改善が見られたと判定した。
同機構は、14年度評価において、就実大薬学部が実務実習事前学習の成績評価の方法として、「薬学共用試験の結果を加味して実習単位を認定」していることを不適切と指摘。早急な改善を求めていた。今回、シラバスにおける成績評価の方法から、薬学共用試験の結果を加味することを除外した改善報告書が提出されたことから、同機構の指摘に対する改善がなされたと判断した。
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