医業経営支援および医業継承支援、調剤薬局を全国展開する総合メディカル(本社福岡市)は、『さらなる挑戦』をテーマに掲げた中期経営計画(2014年4月~17年3月)で、薬局事業に関して「薬剤師の職能発揮により医薬連携の強化、在宅医療の充実などを通じ、価値ある薬局づくりの推進」に取り組んでいる。先月には、山口県萩市の「そうごう薬局萩店」がグループとして第1号となる「健康サポート薬局」の届出が受理され、地域住民の健康づくりを支える薬局として稼働を始めた。同社では健康サポート薬局に関して、「今年度(17年3月末)は約50店舗の届出を目指したい」としている。
3カ年の中計では、薬局事業の進化と深化に向けた様々な取り組みが行われている。その一つが、同社の全国の薬剤師を対象とした、より実践的な「かかりつけ薬剤師現場研修プログラム」の開始。主な内容は、セルフメディケーション支援(患者ニーズに応じた一般用医薬品等の選択・紹介、生活習慣を含めたアドバイス、症状に応じた受診アドバイス等)、コミュニケーションスキル向上(模擬患者との対応をビデオ撮影し、自身の対応を客観的に振り返る)などの取り組みで、まずは「そうごう薬局」から始め、グループ薬局へ広げている。
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