バイエル薬品の新社長に、同社循環器領域事業部長であるハイケ・プリンツ氏が来年1月1日付で就任することが決まった。同社の社長に女性が就任するのは初めて。
プリンツ氏は1964年に生まれ、ベルリン経済法科大学で経済学修士号を取得。後にバイエルと統合したシエーリング社に86年に入社後、医薬情報担当者の資格を取得。09年にはシンガポール・バイエルの医療用医薬品部門ウィメンズヘルスケアのアジア太平洋地域事業部長、11年にはタイ・カンボジア・バイエル医療用医薬品部門代表に就任。13年にはドイツ本社の医療用医薬品部門責任者スタッフ室の室長に就き、15年6月から現職を務めている。
社長交代に伴い、同社のカーステン・ブルン社長は、17年1月1日付でバイエル社の北中南米の医療用医薬品部門における米国代表に就き、同年4月1日までに医療用医薬品部門北中南米代表に就任する。