2017年の製薬各社トップから発表された年頭所感では、「イノベーション」「変革」という言葉が多用された。国内市場では薬価制度の抜本的見直しが議論され今後への不透明感、グローバルでの事業展開では、主力品の特許切れに直面する企業もあり、前途多難な年になることが予想される。各社トップからは、今後の成長に向けて、製薬業界の常識にとらわれず、自らが行動を変えていく“攻め”の姿勢が強調された。
転換期の製薬業界
武田薬品のクリストフ・ウェバー社長は、変革という言葉を3回用いて、取り組みへの手応えを強調。2016年を「ベスト・イン・クラスの製薬企業に向けたタケダの変革が一層進んだ1年」とした上で、今年を戦略ロードマップに沿って持続的な成長に向けた変革を進めていく決意を語った。
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