奈良県薬務課はギリアド・サイエンシズが販売するC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が関西メディコが運営するサン薬局の店舗で販売された件について、同薬局以外に偽造品を取り扱う薬局や医療機関がないかどうか確認するため奈良市と協力し、県下の薬局等に対する悉皆(しっかい)調査を実施し、7日に結果を公表した。
調査対象は646施設(卸業者36、薬局534、病院76)で、このうち「ハーボニー配合錠」の取り扱いがある施設は67施設(卸業者10、薬局45、病院12)だった。卸業者の10営業所はギリアド社から直接、もしくはその卸業者から仕入れている卸であること、そしてサン薬局10店舗以外の薬局35店舗と病院12施設はギリアド社からつながる卸業者からの購入であることも判明した。
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