◆地球温暖化対策の一つとして省エネを目指した「電気代そのまま払い」の社会実装が行われている。科学技術振興機構低炭素社会戦略センター(LCS)と東京大学、静岡ガスが共同して取り組んでいる
◆この仕組みは、家庭が冷蔵庫などの省エネ機器を導入する際に、必要な初期費用を金融機関などが立て替えし、省エネ機器導入によって節約した電気代相当額を月々実際の電気代として一緒に払うことで、機器代を返済していくもの。2014年度にLCSと東大が提案した
◆買い替え機器の対象となったのは冷蔵庫。家庭全体の電気代のうち冷蔵庫がその3割を占めること、冷蔵庫の消費電力は製造年が新しいほど小さい傾向があることなどを確かめてのこと。実際、05年以前に製造された冷蔵庫は年間600KWhの電力を消費するが、これは現在の省エネ型冷蔵庫の3倍以上だ
◆参加した2世帯では、月々2000円以上の節約ができた。冷蔵庫の買い替え代金は5~10年で完済できるという。地球に優しい取り組みに注目したい。
「電気代そのまま払い」
2017年02月24日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
寄稿