Cube.i‐あらゆる薬剤の監査に対応
キューブイメージングとワンズ・システムは、画像識別アルゴリズムを搭載した薬剤監査システム「Cube.i(キューブ・アイ)」を販売している。患者に渡す薬を、渡すそのままの形で判別して、その正誤判定を行うと共に、その重量から数量を判定して誤った薬や誤った量が患者の手元に渡らないようにすることなどが特徴。実際に「Cube.i」を導入している薬局からの評価も高い調剤監査補助装置だ。
様々な調剤監査装置が存在する中、「Cube.i」は調剤薬局から生まれており、調剤薬局で勤務する薬剤師の様々なかゆいところに手が届くシステムとなっている。
本体サイズは1辺30cmの立方体(約8kg)。コンパクトサイズで設置場所を選ばない。画像識別の精度も高く、PTPシートのみならず、軟膏や貼付剤、浣腸まであらゆる種類の監査が可能だ。
使用する筺体が変わっても画像を流用できるため、薬局の使用医薬品に同社データベースを突合させることでほぼ9割(導入実績より)は画像監査ができる。そこから漏れた分についても、GS-1データバ
ーを使用することで、ほぼ100%の監査が可能。未登録の品目は薬局の中で簡易に登録でき、登録さえすれば次回からは画像識別の一挙動で監査ができるようになっている。
また、処方日数が多くなるとどうしても入りきれない場合があるが、そうした時も“目視監査”ではなく、何回にも分けて監査することが可能。万一の欠品の場合にも、メモを忘れたりすることがないように欠品を記録、後日入荷後に不足分だけを監査でき、準備漏れがなくなる。
さらに、1台で監査できる処方箋の枚数には限りがあるが、「Cube.i」は複数台を設置することで大量の処方箋にも対応できる。
画像識別では在庫品目が増えるにつれて遅くなり、監査精度が落ちる傾向にあるが、「Cube.i」は独自の技術によりスピードを保ったままの正確な監査を可能としている。
実際に「Cube.i」を導入し使用している薬局からは、▽取り違いミスが減った▽監査履歴が一つひとつ残せる▽ピッキングミスが減った▽投薬カウンターで監査クレームがゼロになった▽取り漏れがなくなった▽導入前の導線で監査できる▽患者さんと信頼関係を築いている▽ミスが見つかったので助かった――といった声が挙がっている。現場での調剤業務を支援し、安心と信頼を提供しているシステムといえる。
キューブイメージング/ワンズ・システム
http://www.ones-system.co.jp/cubei/product_cubei.html