管理者の変更も指示
奈良県と奈良市は16日、今年1月に県内の薬局でC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が患者に調剤された事件を受け、薬局チェーンの関西メディコ(奈良県生駒郡平群町)に対し、薬機法に基づく業務停止命令を出した。偽造品を仕入れたサン薬局平群店、未包装の偽造品を譲受して確認を怠った上、患者に調剤したサン薬局平松店は、きょうから26日まで5日間の業務停止となる。さらに県と市は、管理薬剤師が責任を果たしていなかったとして管理者の変更も命じた。県によると、薬局が業務停止命令を受けるのは初めてのケースという。
行政処分の対象となったのは、サン薬局平群店で偽造品を仕入れて、箱や添付文書がないことを確認しなかったこと、平松店で偽造品に疑問を持たないまま譲り受け、調剤して患者に交付した行為。
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