
森永乳業は、長年のミルク研究から見出した独自素材を配合したサプリメントシリーズを22日から新発売した。大正10(1921)年に育児用ミルクを発売して以来、約100年にわたり“乳”のチカラを引き出す研究を重ねてきた、同社ならではの強みを生かして開発した「森永乳業のサプリメント」シリーズで、計6種8アイテムを揃えた。近年、サプリメント市場のメインターゲットは40代以上の女性となっており、新たなサプリメントシリーズも主要購買層の40代以上の女性を中心に訴求していく考え。
同社では1953年に中央研究所を開設し、日本で初めてビフィズス菌を乳製品に利用することに成功(71年)、世界で初めてラクトフェリンを配合した育児用ミルクを開発(86年)、ペプチドの研究開発で科学技術賞を受賞(2010年)するなど、「おいしさ」や「健康」の価値を高める様々な素材の可能性を追求し、新たな価値を持った商品の開発を半世紀以上も続けている。
サプリメント市場では、各種調査でも40代以上の女性が購入率・購入金額とも高いことが示されているが、同社ではマーケティング大手のインテージが実施した調査で、40代以上の女性の健康食品・サプリメント銘柄の選択理由として「摂りたい成分や素材が入っているから」「天然の成分や素材を使っているから」といった、成分や素材に関するこだわりを挙げた人が、全体の平均よりも3%近く多かったことを重視。「乳の研究から見出した独自素材を配合した、既存市場にない信頼感と安心感を感じられるサプリメント開発を目指した」という。
「森永乳業のサプリメント」シリーズ(いずれも税別希望小売価格)は、数多くの菌の中から選び抜かれた酸や酸素に強い「ビフィズス菌BB536」と、腸内のビフィズス菌を増やすミルク由来のオリゴ糖「ラクチュロース」を配合した「生きて届くビフィズス菌BB536」(15カプセル980円、30カプセル1780円)、世界10カ国以上で特許を取得した「ビフィズス菌B-3」やラクチュロースを配合した「美&スマートビフィズス菌B-3」(15カプセル980円、30カプセル1780円)、抗菌成分ラクトフェリンに、免疫力を高めることをキーワードに数千種類から選ばれた「シールド乳酸菌」を配合した「強いカラダへラクトフェリン&シールド乳酸菌」(30粒1780円)
このほか、二つの抗菌成分(ラクトフェリン、ラクトパーオキシダーゼ)からなる特許成分オーラバリアを配合した「息爽快オーラバリア」(15回分980円)、乳蛋白質を独自の技術で酵素分解し、吸収性を高めたリカバリーペプチドなどを配合した「頑張る一日のリカバリーペプチド」(7回分1680円)、乳蛋白質を独自の技術で酵素分解したブレインペプチドなどを配合した「年齢に負けないブレインペプチド」(7回分1480円)で構成する。