WDBホールディングスは、フィンランドのCRO大手「メディファイルズ」を買収した。買収額は非公開。手薄だった欧州にCRO事業の足場を築き、グローバルで医薬品開発受託体制を強化する。今回の買収で、CRO事業の売上高を20億円台に乗せたい考えだ。
同社は、兵庫県姫路市を本拠に、「人材サービス事業」「CRO事業」「研究開発・製造事業」「インタラクション事業」の4領域を展開。CRO事業では国内で、安全性情報管理や製造販売後調査を支援する「WDBアイシーオー」、データマネジメント/統計解析を手がける「電助システムズ」を運営している。海外では、米国で臨床試験を一括支援できる「WDBメディカルデータ」、日本や米国のデータマネジメントでオフショア機能を担うインド子会社「WDBインディア」を保有し、グローバルでの受託体制も構築。2016年度第3四半期でCRO事業売上高が8億4000万円となっている。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。