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ファーマシーフェア、薬剤師機能アピールの場

2017年4月21日 (金)

 日本保険薬局協会(NPhA)が主催する「第2回全国ファーマシーフェア」が明日と明後日の2日間、横浜市のパシフィコ横浜で開催される。今回掲げられたテーマは、『かかりつけ薬剤師を知ろう!探そう!持とう!』。参加者に、進化を続ける薬剤師・薬局のサービスを体験してもらうことで、かかりつけ薬剤師・薬局や健康サポート薬局をはじめとする新たな薬局・薬剤師機能の発見へとつなげてもらいたいとの思いが込められている。

 第1回のフェアは2015年の7月31日~8月2日に開催された。当時は、医療従事者向けの学術的なアプローチ・商品のアピールに加え、ITによる患者への情報提供・サービス、ITによる医療連携、最先端技術による業務効率化など、“知る”“体験する”といったコンセプトを持った発表や展示が数多く展開された。参加者からは「ここまで進んでいるのか」といった驚きと共に高評価を得て、2万人を超える来場者を集めた。

 今回のフェアも、薬局や薬剤師が進化を続けている姿を実際に見ることで、“知ってもらう”“体験してもらう”という基本のコンセプトに変わりはない。16年4月の調剤報酬改定で、かかりつけ薬剤師・薬局機能の点数評価、同年10月からは健康サポート薬局の届け出が始まり、新たな制度のもとで日々努力している薬局・薬剤師の姿を見せるという点においても、今回のフェアはタイミング的にマッチしたといえる。

 新たな制度等が動き出した時に重要となるのが、その内容や目的などを広く周知徹底させることだ。医療や医薬品関係の場合、建て付けがいくら優れた制度であっても、患者等がその恩恵を享受できなければ、良い制度とは言い難い。患者が恩恵を受けるためには、患者自身がそうした制度の内容や目的をきちんと把握した上で、活用していくことが必要であろう。

 実際に、かかりつけ薬剤師・薬局や健康サポート薬局に関して、患者や国民に対する普及啓発や認知拡大はどのような状況にあるのか。例えば、健康サポート薬局については、今年1月に開催された東京都の薬事審議会の中で、消費者代表の複数の委員から、制度の周知徹底が足りないといった指摘が挙がった。十分に普及し、認知されているとはまだまだ言えない現状がうかがえる。

 一方で、こうした状況は、まだ新制度を認知・理解していない患者等へきちんと情報を提供し、正しく理解してもらう好機であるとも言えるのではないか。“知る”“体験する”が基本コンセプトに据えられているファーマシーフェア。かかりつけ薬剤師・薬局、健康サポート薬局など新制度が動き出している中、来場した患者等がかかりつけ薬剤師・薬局や健康サポート薬局を“知る”“体験する”場となることも期待される。




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