日本薬剤師会の山本信夫会長は20日、調剤薬局チェーン「クオール」の一部店舗で保険調剤に関する不正請求が行われていたとされる事案についてコメントした。
日薬では、これまでに得ている情報が「報道ベース」であるため、同社に対して事実関係の説明を求めているものの、「先方からは未だに連絡が来ない。なしのつぶて状態」であることを明らかにした。事の重大さを踏まえ、同社の「言い分」も含めて「全体が分かる人」から直接話を聞く考えだったが、「一向に説明がない」状況から推察すると、「報道の通りなのだと思わざるを得ない」とした。
その上で、今月14日に日本保険薬局協会の中村勝会長が引責辞任を表明した際、「自身が会長を務める会社の不始末によって協会、会員、関係者に迷惑をかけた」ことを理由の一つに挙げている点を問題視。
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