日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の宗像守事務総長は19日の定例会見で、調剤薬局チェーン「クオール」の薬局で保険調剤に関する不正行為が行われていたことについて言及。「ハーボニー偽造薬問題の対応を検討している最中の出来事で、大きな問題だ」とし、今回の問題によって薬局への信頼がさらに損なわれることがないよう、会員に対して一層の引き締めを図る考えを強調した。
宗像氏は、「現在、医師会を中心に薬局もしくは薬剤師バッシングがあり、薬剤師の職能そのものも大きく見直しが図られている。これまでは、薬の提供が85%くらいの大きな仕事だったが、現在はそうではない」と指摘。「基本的に薬剤師の仕事は、プライマリケアやセルフメディケーション、在宅ケアなどへ携わったり、さらには病院の病棟での業務など多方面での役割・機能が期待されている。そのような中で、バッシングされるような状況が立て続けに起こっている」とした。
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