デジタルヘルスのスタートアップ「キュア・アップ」は、遠隔診療で禁煙治療の呼気一酸化炭素(CO)濃度測定を可能にするIoTデバイス「ポータブル呼気CO濃度測定器一体型治療アプリ」を開発した。測定結果は患者と医師それぞれが確認・共有が可能。ブルートゥースを使ってCO濃度のデータ送信ができるアプリは世界初という。今後、同社は禁煙治療アプリの臨床試験を開始する予定で、CO濃度測定アプリを活用していきたい考えだ。
同社は、医薬品を用いずに“アプリで病気を治す”ことをミッションに、その第1弾として禁煙治療で「ニコチン異常症治療用アプリ」を開発している。医学的知見を搭載したアルゴリズムが、患者の状況に応じた適切な診療ガイダンスを発信し、禁煙治療に導くもので、たばこを吸いたい症状が出る前には「ガムを食べてください」などのガイダンスが発信される。今回、個人に適切なガイダンス発信を行う上で、患者が在宅でも測定可能で、医師ともデータを共有できる「呼気CO濃度測定アプリ」を開発した。
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