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花粉症で服用している薬は?‐日本人患者の半数以上が「分からない」

2008年2月19日 (火)

 花粉症で、どんな薬を服用しているかが「分からない」患者が、米国では4人に1人であるのに対し、日本では半数以上に上ることが、健康日本21推進フォーラムが行ったインターネット調査で分かった。米国では、長期に花粉症に悩まされている患者が多く調査対象になっていたこともあるが、「薬好きの日本人」の薬への認識は低い結果だった。

 調査は、花粉症歴のある日米20069歳の男女800人を対象に行われた。内訳は、日本が500人(男250人、女250人)、」米国300人(男150人、女150人)。

 花粉症歴は、日本では「5010年未満」が16.0%、「10015年未満」が13.8%、「20030年未満」が11.8%、「15020年未満」が10.6%で、分散傾向が強かった。それに対し米国では、「30040年未満」が25.3%で4人に1人を占め、花粉症歴の長い人が多かった。なお、日米ともに、「覚えていない」も約25%程度存在していた。

 花粉症対策としては、日本は「マスクをする」が46.0%で最も多く、「手を洗う」が39.6%、「点鼻薬、スプレー薬を使う」が36.8%の順だった。一方、米国では「薬局で買った市販薬を飲む」が64.3%で最も多かった。また米国で、「市販薬・医師処方の薬を飲む」は79.7%にのぼるが、日本では38.0%にとどまった。

 「市販薬・医師処方の薬を飲む」人で、服用した薬が抗ヒスタミン薬かどうかについて質問(複数回答)したところでは、日本では「分からない」との回答が51.1%と半数を超えた。「抗ヒスタミン薬」との回答は40.5%で、「抗ヒスタミン薬以外の薬」も16.8%あった。

 米国では、「分からない」との回答は24.3%で、67.4%が「抗ヒスタミン薬」と回答している。米国では日本に比べ、患者本人が服用した薬の種類をよく知っているという結果だった。

 実際、抗ヒスタミン薬の知識について質問したところ、日本では副作用に関して、「どれも知らない」が3人に1人の33.4%に上っていた。副作用のうち「眠くなる」は半数以上の57.6%が知っていたが、「集中力や判断力が低下する」(30.6%)や、「車を運転してはいけない抗ヒスタミン薬がある」(27.8%)は、認識率が低かった。

 それに対し米国では、「眠くなる」が70.0%、「集中力や判断力が低下する」が39.7%、「車を運転してはいけない抗ヒスタミン薬がある」が26.0%など、ほとんどの項目で日本よりも副作用認知率が高く、「どれも知らない」と回答したのは22.0%だった。

 また、抗ヒスタミン薬を服用後に集中力や判断力が低下する「インペアード・パフォーマンス」については、日本では「知っていた」人が5.6%とわずかであったのに対し、米国では76.0%にのぼり、「常識」になっていることがうかがえた。

 「眠くなる薬の方が、よく効くと思うか」という質問では、日本は「分からない」が37.4%と4割近くいるものの、「思わない」が49.6%で、「思う」の13.0%を上回った。一方米国では、「思わない」が63.7%と6割を超えており、「思う」という回答は1割以下(9.3%)にとどまっている。

 また、「服用後に副作用がない抗ヒスタミン薬があると思うか」という質問をしたところ、「あると思う」は米国が46.0%、日本が27.2%で、やはり日本での認識が低い結果だった。実際に、「副作用のない抗ヒスタミン薬を服用したいと思うか」に関しては、「思う」との回答が日本(80.6%)、米国(92.0%)ともに大半を占めた。

 副作用がない抗ヒスタミン薬へのニーズはかなり高い一方で、既にそのような薬があることについてはあまり知られていない現状が明らかになった。




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