“現在・過去・未来”を支援

高橋会長
慶應義塾大学薬学部の同窓会であるKP会(会長高橋千佳子氏)は、共立薬科大学の卒業生の資産寄贈を資金とした「星野尚美記念事業」を立ち上げた。5月の同会総会で決まった。事業は、▽薬学部学生に対する奨学金▽研究・活動助成金▽卒後50年の集い――の三つ。高橋会長は、「今回の事業は、“現在・過去・未来”の同窓生を支援するもの。資産寄贈者の星野尚美さんの想いを、現在の慶應大薬学部学生を含めて継承していきたい」と抱負を語る。
今回の事業の立ち上げは、共立薬科大学の26回生で、2011年11月に亡くなった故星野尚美氏の「全財産を共立薬科大学同窓会に寄贈する」という遺言書があることが親族から知らされたのが始まり。KP会は故人の遺志を大切にしたいと、資産を受け取ることを決め、共立薬大同窓会とKP会の同等性の証明など、難しい法手続きを経て、15年に全ての手続きが終了し、その活用方法の検討に入った。
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