フマキラーの大下一明社長は、5日に都内で開いた2017年度記者懇親会で、「害虫が媒介する感染症被害の世界的な拡大」を同社の喫緊の課題として挙げると共に、「これまで世界で培ってきた技術を結集し、圧倒的に害虫に効く“価値ある商品づくり”を通じて、日本そして世界に安心を届けたい」と強調した。
大下氏は、害虫が媒介する感染症被害の世界的拡大に関して「地球温暖化と多国間の人の往来や貿易の急増が、大きな要因」と指摘。「先に報道された猛毒を持つ特定外来種のヒアリの日本上陸は、まさにこの環境変化がもたらしたものと言える。フマキラーでも環境省に協力し研究員をいち早く神戸に派遣したが、その後も新たな特定外来生物のアカカミアリが神戸、大阪で確認されるなど、状況は深刻だ」とした。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。