関連検索: 帝人ファーマ 痛風 TMX”67 欧州医薬品委員会
帝人ファーマが戦略品と位置づける新規痛風治療薬「TMX”67」(フェブキソスタット)が、欧州医薬品委員会から承認勧告を受けた。導出先の仏イプセンが受領したもの。
痛風治療薬としては、尿酸の生合成酵素であるキサンチンオキシターゼ阻害剤が主に用いられているが、現在も臨床使用されている薬剤は、約40年前に開発されたアロプリノールのみ。
「TMX”67」は、アロプリノールとは全く異なる基本構造を持ち、世界初の非プリン型選択的キサンチンオキシターゼ阻害剤として、帝人ファーマが創製したもの。1日1回の服薬で尿酸低下作用を発揮する約40年ぶりの新規痛風治療薬として期待が集まっている。
「TMX”67」を医薬品事業における世界戦略品と位置づける同社は、2003年7月にイプセンとライセンス契約を締結。06年8月にイプセンが欧州医薬品審査庁(EMEA)に承認申請を行っていた。承認取得後は、「アデニュリック」の製品名で、欧州で販売していくという
現在、国内では「TMX”67」の再申請に向けた準備が進められており、米国で追加PIII、韓国でも臨床試験を実施中。
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