2016年度のMR総数が前年比で950人減の6万3185人と3年連続で減少したことが、MR認定センターがまとめた「2017年版MR白書」で明らかになった。MR総数が3年連続で減少したのは初で、過去2番目に大きい減少幅となった。生活習慣病領域におけるブロックバスター製品の減少や薬価引き下げなどに伴う経営資源配分の最適化、事業の選択と集中による非重点領域の切り離しなどが背景に見られる。MR認定センターでは、「MR総数の減少が3年続いたのは一つの傾向」と分析。今後もそのトレンドが続きそうだ。
女性は初の落ち込み
調査は4~5月に行い、製薬企業192社、MR業務委託・派遣企業(CSO)17社、卸1社の210社から回答を得た。認定取得者だけを見ると1333人減の6万1168人と11年度水準まで減少した。男性が750人減の5万4185人となった一方、女性が200人減の9000人と調査開始以来初の減少となった。
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