大日本住友製薬の子会社「DSファーマバイオメディカル」は、長時間作用型アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)「イルベサルタン(一般名)」(製品名:アバプロ錠)のオーソライズド・ジェネリックに関する国内承認を取得した。同社が薬価収載後に発売し、大日本住友製薬と医療用医薬品・診断薬プロモーション子会社「DSファーマプロモ」が情報提供を行い、イルベサルタンのGE薬市場シェア獲得を狙う。ジェネリック薬の使用促進で長期収載品の売上減に直面する中、大日本住友はAG市場に参入する。
今回、承認を取得した「イルベサルタン錠『DSPB』」は、先発医薬品メーカーの大日本住友の許諾を受け、DSファーマバイオメディカルが先発医薬品と同一の原薬・添加物・製造方法で製造し、承認を取得したAG。イルベサルタンは、大日本住友から「アバプロ」、塩野義製薬から「イルベタン」の製品名で発売。2016年度のアバプロの国内売上は103億円と同社の主力製品の一つとなっている。
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